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ジュノー

ジュノー

浮遊する都市

ルーンミッドガッツ王国と緊密な同盟関係にあるシュバルツバルド共和国の首都「ジュノー」は、アルデバラン北部の山地「エルメスプレート」上に浮かべられた都市だ。

アルデバランの北にある国境検問所を経てエルメスプレート山頂まで到達すると、空中に浮遊したジュノーの壮大な姿を目にすることになる。ジュノーは3つの島を「ユミルの心臓」を主動力源に浮遊させているもので、島は各々違う役割を持って1つの都市を形成している。
都市の中心に位置する「ソロモン島」は、共和国を統治する中央機関と議事堂、2次職の「セージ」に転職可能な「セージキャッスル」がある。「スノトラ島」はモンスター博物館、共和国図書館、シュバイチェル魔法アカデミーなど、共和国の全ての叡知が集結している知識の島だ。残る「ミネタ島」は中央広場と道具屋などの商店、住宅街が集まり都市の生活を支えている。

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共和制と生体工学研究

シュバルツバルド共和国はルーンミッドガッツ王国とは違い、共和制によって統治され、議会に全ての決定権が集約されている。年2回、中央議事堂ですべての議員が参加して開催される「大議員会」はジュノーだけでなく、シュバルツバルド共和国の大きな国家行事になっている。近年では各地で熱い論争が繰り広げられていた「生体工学研究」についての支援が大議員会で可決された。この決定によって共和国は生体工学研究所を各地に設立し、研究に拍車をかける予定だ。人工的に創造された生物の誕生も、そう遠い未来ではないかもしれない。

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賢者の知恵

スノトラ島・ミネタ島にある2つの「賢者の広場」は知識を論じる人々が集まり討論する場所としてミッドガルド全域で知られている。知識の交流のためにこの地を訪れる人は後を絶たず、賢者の都市と呼ばれる由縁にもなっているのだ。また、街の広場などいたるところに、大昔の賢者達が遺したルーン文字が刻まれている。これらは解読されていないものが多く、ジュノーは街自体が歴史的に優れた価値を持っていると言えるだろう。最近ではシュバルツバルド共和国の古代首都である「ジュピロス」遺跡の発掘作業がエルメスプレートで本格的に開始され、大きな話題を呼んでいる。

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