エピソード
ラグナロクオンラインでは、「エピソード」と呼ばれる、ストーリーの進行に伴うアップデートがあります。ラグナロクオンラインの世界に新しい街やフィールドが登場し、それに関連したクエストやモンスター、新アイテムなどが追加されています。ここでは各エピソードについてご紹介いたします。
ルーンミッドガッツ王国最南端に位置する海辺の都市コモド。
コモドは沼地帯を越え海を渡り、凶悪なモンスター達が徘徊している巨大な洞穴の中にあります。
日差しが差すことがないため、常に夜のような暗い都市ですが、村全体を覆っている煌びやかな火の光が幻想的でとても美しい都市でもあります。
ここには職業「ダンサー」に転職することができる「フラダンスステージ」があります。また、ルーンミッドガッツ王国で禁じられている「ギャンブル」が唯一可能な都市なので「ギャンブルの都市」とも呼ばれます。
アルベルタとイズルードを往来する貿易船の船員たちに流れている二つの噂がある。
一つは小さな島に難破した海賊船に想像を絶する秘宝が眠っているという噂。
もう一つはタートルアイランドに関する伝承についてだ。
タートルアイランドは島全体が亀の姿に似ていることから名前がつけられた島で、船で近づかなければ何も見えない霧に包まれた場所にあるという。
タートルアイランドの伝承とは「ユミルの心臓」に関係するもので、今までに伝承の謎を解くために多くの冒険者たちが危険を冒してその場所を探索した。
しかし、謎は未だに解明できていない。島自体はアルベルタ港から渡ることができるらしいが、アルベルタの住民たちはその島へ行くことを嫌ったため、タートルアイランドへ続く航路を知る人は少ない。何人かの学者は純粋な研究目的でタートルアイランドの調査を依頼する冒険者を探しており、タートルアイランドの謎が解明されるのも、そう遠い日ではないかもしれない。
浮遊する都市
ルーンミッドガッツ王国と緊密な同盟関係にあるシュバルツバルド共和国の首都「ジュノー」は、アルデバラン北部の山地「エルメスプレート」上に浮かべられた都市だ。
アルデバランの北にある国境検問所を経てエルメスプレート山頂まで到達すると、空中に浮遊したジュノーの壮大な姿を目にすることになる。ジュノーは3つの島を「ユミルの心臓」を主動力源に浮遊させているもので、島は各々違う役割を持って1つの都市を形成している。
都市の中心に位置する「ソロモン島」は、共和国を統治する中央機関と議事堂、2次職の「セージ」に転職可能な「セージキャッスル」がある。「スノトラ島」はモンスター博物館、共和国図書館、シュバイチェル魔法アカデミーなど、共和国の全ての叡知が集結している知識の島だ。残る「ミネタ島」は中央広場と道具屋などの商店、住宅街が集まり都市の生活を支えている。
共和制と生体工学研究
シュバルツバルド共和国はルーンミッドガッツ王国とは違い、共和制によって統治され、議会に全ての決定権が集約されている。年2回、中央議事堂ですべての議員が参加して開催される「大議員会」はジュノーだけでなく、シュバルツバルド共和国の大きな国家行事になっている。近年では各地で熱い論争が繰り広げられていた「生体工学研究」についての支援が大議員会で可決された。この決定によって共和国は生体工学研究所を各地に設立し、研究に拍車をかける予定だ。人工的に創造された生物の誕生も、そう遠い未来ではないかもしれない。
賢者の知恵
スノトラ島・ミネタ島にある2つの「賢者の広場」は知識を論じる人々が集まり討論する場所としてミッドガルド全域で知られている。知識の交流のためにこの地を訪れる人は後を絶たず、賢者の都市と呼ばれる由縁にもなっているのだ。また、街の広場などいたるところに、大昔の賢者達が遺したルーン文字が刻まれている。これらは解読されていないものが多く、ジュノーは街自体が歴史的に優れた価値を持っていると言えるだろう。最近ではシュバルツバルド共和国の古代首都である「ジュピロス」遺跡の発掘作業がエルメスプレートで本格的に開始され、大きな話題を呼んでいる。
ある船乗りが航海中に遭難し、荒れ狂う海を幾日も漂流していた。
もう助かることは無いと絶望していたその時、とある陸地に漂着した。
しかしそこはミッドガッツ王国でも、シュバルツバルド共和国でもなく、見たこともない異国の地だった。
流れ着いたその船乗りの姿を見た町人達は、異国からの来訪者であることを一目で悟り、手厚く迎え入れた。
船乗りは傷の手当てを受けながら、幾日もかけて1枚の海図を描きあげ、とうとうミッドガッツ王国南端の港町・アルベルタへ帰ることができた。
船乗りは帰還後、全ての力を使い果たしたのかすぐに亡くなってしまったが、彼の海図にはいくつもの難所や船旅の危険について非常に詳しく書かれていたので、国王トリスタン3世に献上された。
その海図を見たトリスタン3世は、すぐさま御触れを出した。
「この地図に記されている国へ行くための航路を見事開拓した者には褒章を授ける」と。
多くの冒険家や船乗りが海に出たが、褒賞に目が眩んだ者達は皆、海に消えてしまった。そんな中、山岳都市フェイヨンに住む冒険家が立ち上がり、見事アマツへの航海を果たしたのだ。
彼はその異国の地の特産品などを船に積んで持ち帰り、トリスタン3世に航海の成功を報告した。これを受けた3世は、彼が開拓した航路を利用して外洋へ進出することを決め、こうしてルーンミッドガッツ王国と異国の地を結ぶ航路が出来上がったのだ。
ミッドガッツの人々はその異国の地について少しずつ理解を深めていき、その地の名前が「アマツ」であること、町の北西にそびえたつ城が「東湖城」と呼ばれていることなどを知った。
-それから5年後
ルーンミッドガッツ王国とアマツは本格的な交易を始め、アマツの存在は、ミッドガッツの人々にも大きな活力を与えた。こうして両国はお互いの文化を少しずつ受け入れながら成長し、今日に至っている。
ある日、アルベルタ港に流れ着いた者達がいた。彼らはミッドガルド大陸の人間ではないことが誰の目にもわかるような、異邦人の雰囲気を漂わせていた。 異国から訪れた彼らはルーンミッドガッツ王国のプロンテラ城に招かれ、国王トリスタン3世に自分達の故郷のことについて話した。3世は彼らの地と文化に深く興味を抱き、早速自国の船乗り達に、かの地の探索を命じた。
王命を受けた多くの船乗り達の苦労の末、新たな航路と神仙の島「コンロン」が発見された。 やがて、コンロンについての噂話がミッドガルド大陸に広まっていき、今ではコンロンへ訪れる者が後を絶たないほどになっている。
コモドの伝説
「コモドの北側のどこか、ひっそりとした所に、誰も知らない道がある。その道を辿ると、宝物を作り出す巨大な樹がある。宝物に眼が眩んだ者は宝物しか得られないが、欲を捨てた者には、新たな世界が見えるだろう。」
広がる伝説……野望を抱く人々
コモドの古い伝説は、ダンサーとバードの物語りにより、人々へと広まっていった。しかし、「宝物が山積みになった王国」や「古代の神々の時代の遺物」という具合に誤って伝えられた為、人々は一攫千金や遺跡発掘の夢を抱くようになり、そしてある日、その伝説は急速に大陸全域へ広がり始めた。
コモドへ終結する探検隊
やがて、その正体不明の宝物を捜そうとする人々が、続々とコモドへ集まってきた。真相究明の為に派遣されたナイト、宝物を捜す為に来たハンター、古代の遺跡を掘り出そうとするアルケミストとセージ、探検隊結成の為に雇われた人々、そして彼らの懐を狙って集まって来たローグやシーフ等、数え切れないほど多くの人々が、コモドの北地域を捜索したが、その伝説の樹へ行くことができる術は、中々発見されなかった。
木彫り細工の発見
そうしたある日、コモドの北洞窟ルワンダである木彫り細工が発見された。多くの学者によって調査された結果、北洞窟に伝説の木へ通じる道があることが明らかになった。 ほぼ同時期、人が住めないと思われていた泥沼でも、ルワンダで発見された木彫り細工と類似の物が発見された。そこで人々は、ルワンダと泥沼を中心に、大規模な探査を繰り広げていった。
現れた巨大樹
そして彼らの目の前に現れたのは、人間が小さく感じられるほどに深い渓谷と空を覆う巨大な樹だった。また、巨大な木々の間に、誰がどんな目的で作ったのか分からない古い木の橋が発見された。 生い茂った木立の間から、神秘な感じで揺れる木漏れ日は多くの感動を呼ぶ絶景であった。その巨大な木々を渡り、探検隊が到着した所は、母なる樹を崇める種族が生活する小さな村だった。
ウータン族の村、ウンバラ
木の上に大きな踏み台を作り、その上に家を建てて生活する彼らは、村の伝統踊りや歌を披露してくれた。さらに、優れた手先で様々な彫刻や物を作ってあげるなど、探検隊を大切なお客として接待してくれた。しかし、数人の探検隊員が、捜し求めた宝物がないことに対する不満を村の住民へぶつけた為、村の住民は人間を擁護する側と敵対視する側に分かれてしまった。ただ、酋長と大部分の村の住民は人間を擁護する側だったため、人々との交流は継続され、村はその優れた木細工技術で少しずつ有名になっていった。こうして、伝説は「ウンバラ」と呼ばれる村の話として、多くの人に語られることとなった。
ウンバラ調査の先に
探険隊はウンバラ周辺地域をくまなく調査し、その報告を聞いた学者達は度重なる議論の末、ウンバラ地域に広がる幹が「世界樹」の一部分ではないかという結論に至った。その幹を辿った先には何があるのだろうか……?
多くの学者達がその謎に興味を持ち、また冒険者達も一攫千金を得るための何かがあるだろうという、根拠無き期待に胸を膨らませていった。
更なる探検
彼らは一人二人とウンバラからつながる幹を辿り、先へと進んだが、誰一人として戻る者はいなかった。一体彼らの身に何が起きたのか……?人々は彼らの安否を案じ、ついにはルーンミッドガッツ国王トリスタン3世からの布令により、本格的な探索が開始されたのだ。神への信仰の下、多くのプリーストとクルセイダーが、そして王の威信を背負ったナイト達も探索に加わった。
帰還者
だが、その探索の結果、帰還した者はごく僅か……しかもその半数は魂が抜け出たような有様だった。問いかけを繰り返しても返事は数少なく、学者や聖職者達が耳にした言葉は……「死んでいる……何もかも死んでいる……寒い……」というものに過ぎず、ほかは聞いても理解できないことばかりであった。
冒険者の集結、そして・・・
トリスタン3世はこれ以上国の兵力を消耗することを恐れ、新たに冒険者を募り始め、自分の旗下のナイトをいつでも冒険者達と合流できるようにした。一方、大聖堂でもプリーストとクルセイダーの一部を探索に参加させ、更に魔法アカデミーからも訓練を積んだセージを出すなど、世界樹の幹の先に人々の関心が集まっていった。果たして、あの幹の先には何があるのだろうか……?
アマツとコンロンの発見を始めとし、冒険家たちの新大陸に対する関心はますます深くなっていった。
未知の世界との交流は、冒険家たちの富と名誉、さらに新たな知識に対する欲求を燃やすきっかけとなった。冒険家たちの欲求は海を渡り世界各地に伸びてゆき、その中で壮大な建造物がそびえる古都「龍之城」を発見するに至る。
龍之城には、大陸のシュバルツバルド共和国にも劣らぬ古代の遺物が隠されているという噂のとおり、今までに見たことのない文化や発明品が存在し、それは冒険家たちの心を大きく捕らえた。
しかし、アマツやコンロンとは違い、龍之城周辺の住民は自分たちの文化を守ろうと、異国の人間を排斥する傾向が強かった。
皇帝の親政下である龍之城には「官」と「武林」という存在がある。政治の上では官が民を治めているものの、実際に民と身近な関係を持っているのは武林であった。民にとって武林とは遠い存在ではなく、身近な「拳法」そのものだったからだろう。
一方、拳法を使う者たちの中から多くの門派が派生し、いたる拠点を押さえてきた。そして、一つの巨大な勢力となっていった。
彼らは官とは違い、民から税を取ることはせず、独立した生活をしていたため、官とも武林とも衝突することはなく共存していた。
古い歴史を持つ龍之城は、40年ほど前まで民が屋外を出歩けないほどモンスターの襲撃が頻繁にあった。その時現われた侠客「バイロン」が、武林たちと力をあわせてモンスターの襲撃を阻止し、その功績が称えられてバイロンは龍之城の太守の座についた。
かし歳月が経ちバイロンが老いると、太守の座を狙った武林たちの間で争いが起きた。その混乱をついてか、それまで静かだったモンスターが再び町を襲撃するようになったため、太守は国外の冒険者たちを非公式ではあるが受け入れるようになった。
国外の文明を以ってモンスターを討伐する冒険者たちを、龍之城の民は歓迎していたが、古き伝統を守り続ける名家の人々や武林たちは、自分たちの仕事に干渉する異国の人間を良い目では見ていないという。
アマツとコンロン、龍之城を結ぶ航路の中に存在するこの地域は、自然と共に生き、その地特有の信仰を持った民族が集まって暮らしているという。人々の深い信仰心を表しているかのように、黄金とエメラルドがちりばめられた芸術的な建造物や、水路の上に整然と立てられた家々、船の上で海産物を売る商人、おいしい料理などと、旅人を惹きつける魅力があった。
訪れる人々を受け入れる雰囲気を持つ開放的な村「アユタヤ」は、ミッドガッツの人々の中に平和的だが怠惰的ではなく、信仰心はあるが狂信的ではなく、穏やかだが活発な人々が住む村であるというイメージが定着してきた。
しかし、見かけ平和そうなこの村には恐ろしい伝説が一つだけあった。それは、人を喰らうという化け物が未開の遺跡に封印されているというものだった。これを知った冒険者達は、新天地でスリルを求めるために、さらなる奥地へと足を踏み入れてゆく……
古代文明への関心
ルーンミッドガッツ王国の人々は、古代文明に対して畏敬の念を抱いているが、シュバルツバルド共和国では古代文明への研究が盛んで、多くの学者が首都「ジュノー」に集まっている。
蒸気機関技術の発見と進歩
学者たちの研究の中で突出した成果を上げているのが蒸気機関技術である。
研究の功労者「ローウィン・A(アルト)・ストラヘンスタイン」によって蒸気機関に必要な燃料となる鉱物が発見されると、蒸気機関の実用化に注目が集まる。
さらに、その鉱物がジュノー南西地域の鉱脈で大量に発見されると、鉱脈の中心に位置する採鉱の村アインベフの採鉱産業は企業の全面的な投資により進歩していった。
採鉱量が増えたことにより蒸気機関技術の研究にもますます拍車がかかり、蒸気機関の実用化がさらに現実的なものとなる。
ローウィン・A・ストラヘンスタインの研究はさらに進歩してゆき、さらに高出力・高圧力の蒸気機関が開発される。これにより、より強化された鉄や生活用品の生産が可能となった
鋼鉄の都市アインブロックの誕生
企業の投資はそこに留まらず、蒸気機関を利用した採掘・採鉱・製鉄・鉄鋼生産を可能とする巨大な工場の建設計画に至る。
アインベフ近隣にその工場が一つ、また一つと建設され、さらにアインベフからこれらの工場をつなぐ鉄道が完成すると、採鉱産業の要地であるアインベフは不夜城と化した。
アインベフからつながる工場は、やがて工業地帯へと発展し、村の何倍もの大きさを持つようになる。そこでは、鉄や鋼鉄を作るだけではなく、様々な商品の生産・販売も担うようになり……
ついには「アインブロック」という一大都市として認められるようになった。
都市「リヒタルゼン」の誕生
ミッドガルド大陸の北西部、峡谷により周辺地域との交流が困難な地域に設立された都市「リヒタルゼン」は、シュバルツバルド共和国最大の企業「レッケンベル」によって計画し建設された。「レッケンベル」は、峡谷の間に集まっていた村しかないこの地域を安く買っては、既存の村を撤去し、発明した飛行船を使い都市を発展させていった。後に、飛行船はシュバルツバルド共和国の全地域を繋ぐ交通の要となる。
光と影が混在する都市「リヒタルゼン」
リヒタルゼンは、大きく北の商業地区と南の居住地区に分かれる。
商業地区は、レッケンベル本社と各種金融、商業建物および飛行船発着所が、居住地区は民家や公園、またレッケンベル直営のホテルなどが存在する。なお、西には錬金術師ギルド、東には商人組合があり、商人ギルドは汽車が発着する駅で荷役される貨物を総括する役割を果たしている。
市民の大部分はレッケンベルで働いている。
都市機構は市民の安全を守るため、資格、確実な身分と職場、一定額以上の財産を持つ者以外の都市への入場を制限した。そのため、都市の東側には、土地を売ってしまった住民と、資格審査で落ちた者たちが集まって広がった貧民街が存在している。
ただし、都市の実質的な権力を持つレッケンベル本社や一部の実力者は、都市機構の方針とは異なり、身分や財産に関係なく訪問者を受け入れる姿勢を示している。
レッケンベルは、知識の探求を理念としてリヒタルゼンと共に発展した企業である。
前身であるゼニット・ゼルテルリヒタル研究所は、シュバルツバルド共和国の科学発展に大きく貢献し、セージ学会より優秀研究所として認定されたこともある有名な研究所であった。
研究所長ゼニット・ゼルテルリヒタル氏の理念「神への探求、人間に対する利便、遺物の研究」は、レッケンベルという企業になった今でも理念として継承されている。過去、大賢者バルムント氏を迎えたレッケンベル管轄のレゲンシュルム研究所において、古代遺跡の発掘・研究の成果により、人間の何倍もの強い力を持ち、かつ命令に忠実な世界初の人造人間(通称「ガーディアン」)が開発された。
その人造人間は、ルーンミッドガッツ王国にも輸出され、レッケンベルは共和国において最大の企業へと成長した。
その後も研究開発に力を注ぎ、蒸気機関技術研究の功労者であるローウィン・A(アルト)・ストラヘンスタイン博士に投資し、研究の成果である飛行船、汽車を実用化させたことも有名である。
謎の研究機関「レゲンシュルム研究所」
レゲンシュルム研究所は、別名「生体工学研究所」と呼ばれ、世界初の人造人間(通称「ガーディアン」)を開発したリヒタルゼンの最重要機関である。
研究所内は、多くの研究員たちが宿泊、および生活できるようになっており、研究のために招聘された学者たちの多くは、実験が終わるまで研究所内で生活を行う。なお、研究所に滞在経験のある学者の話によると、より優れた者だけが立ち入りを許可されているエリアが存在し、その中では何かの研究が行われているようだ。
謎に包まれている塔タナトスタワーと天然の要塞アビスレイクを含めた、シュバルツバルド共和国の首都ジュノーの北東一帯は、ノーグハルト地域と呼ばれている。
ノーグハルトは「近付き難い危険な地域」という意味で、タナトスタワーとアビスレイクという二つのダンジョンの存在を物語っている。ノーグハルトはジュノーとフィゲルを結ぶ要所であるが、この二つのダンジョンがあるため人通りの少ない閑散とした地域となっている。
謎に包まれている塔「タナトスタワー」
ジュノーの北の大地にそびえ立つ、12層からなる巨大建造物「タナトスタワー」。
この塔の建造の由来には多数の説があるが、「人間界の侵略を目論んだ魔王モロクを封印した魔剣士タナトスを称えるため」というのが定説となっている。
タナトスタワーは人の手が入らず長きにわたり未知の建造物として存在し続けた。しかし、レッケンベル社とジョンダイベント社により、その内部を人の目にさらされることになったのである。尚、タナトスタワー上層部の探索を行った際に、強い光の柱が発生し探索員数十名が命を落とす大惨事が起きたことは記憶に新しい。それを天使たちの下した天罰と噂する者もいたようだ。
天然の要塞「アビスレイク」
竜の棲む深青なる湖「アビスレイク」。
シュバルツバルド共和国の北西に広がる荒れた灰色の大地と、玄武岩がむき出しとなっている南側の赤い大地の中間に位置するこの湖は、周囲を覆う緑と青く美しい水、中央に存在する奇妙な形の島で構成されている。
湖近辺には竜族が群れをなして生息しており、容易に近づくことはできない。
最近では、竜が金銀財宝を目当てに飛行船を襲撃する事件が起きている。
忘れられた者たちの安息の地、田園都市「フィゲル」
シュバルツバルド共和国の北方に位置する都市「フィゲル」。
整備された道もなく、迷った者が運良く辿り着くかもしれないほどの閉鎖された土地であったが、近年、レッケンベル社の定期飛行船が開通し、過去に神を祀っていたとされる「オーディン神殿」を目当てに、多くの人が訪れるようになった。
ある者は聖地と信じる「オーディン神殿」をこの目に焼き付けるために。ある者は遺跡発掘調査のために。
しかし、長く閉鎖的な環境にあった「フィゲル」では、外部からの訪問者にその理由を説く者は少ない。なぜなら、「フィゲル」に移住した者の中には、自分の過去を知られたくない者が少なくないからだ。彼らの過去を詮索しない方が身のためだろう。
荒廃した聖地「オーディン神殿」
その昔、「フィゲル」から見える島に偉大な神を祀る場所が存在した。 人々は、自分達を創造し、全てのものを与えてくれた慈悲深い神を祀るため、神殿を建設した。 例え、神の行為が全て気まぐれであったとしても……。
やがて時が経ち、人々は覇権争いを起こし始め、傷ついた人たちは次々と島を離れていった。 そうして、人のいなくなった島には無機質な機械の残骸だけが取り残され、現在は、神の信仰者にとっては聖地として、学者にとっては古代文化遺産として知られている。
きびしい気候のアルナベルツ教国
アルナベルツ教国は、シュバルツバルド共和国リヒタルゼンの西にあり、その国土のほとんどが広大な荒地だ。この国には、空気すら砂の味がする砂漠が広がり、遊牧民の牧草地が点在している程度だが、その中で、首都ラヘルだけが緑に覆われている。
アルナベルツ教国の歴史
元々、遊牧民の土地だったこの半島は人の手が届かぬ秘境ともいえる地域だった。
しかし、約千年前、内乱(ルーンミッドガッツが言うには)から逃げて来た人々が移住し、飛躍的な発展を遂げた。
元々その地にいた遊牧民と違い、移住してきた人々は定住し、何も生えない乾いた土地に緑を植え、育てた。そして、長い年月の末に街を作りあげ、豊かな土地を手に入れた。
何も無かった荒地に街を作り上げることができたのは、荒地にも緑を育ませる高度な錬金術があったからだが、それを実現するまでの長い年月を耐える意志こそが移住民の本当の能力だったのかも知れない。
現在のアルナベルツの国民は、先祖が過去、どんな苦労をしたかは知っている。しかし、それに対して特別な感情は抱いていない。何故ならば、彼等にとってそれは過去の事であるからだ。
峡谷の街「ベインス」
ベインスは峡谷と崖の間に作られた街だ。 峡谷の壁を削り、穴を掘り、橋で繋がっている家々は、一見、岩に付いているフジツボや、蜂の巣の様にも見える。 このような場所に街が作られたのは、熱い太陽の日差しと、息詰まる砂漠の嵐を避けるという、先住民が持っていた知恵の産物だ。
豊富な鉱石「メタリウム」
砂と太陽か、それとも街の近くにある火山による仕業かはわからないが、ベインスは昔から奇妙な鉱石が取れる事で有名だった。
その中でも一番多く取れる鉱物、「メタリウム」はまるで甲虫の様に黒く、光が当たるとオパールの様な巧妙な色彩を放つ綺麗な鉱石だった。
先住民は、これを幸運のシンボルとし、加工した飾り物を作り、商人達に売る事で生活をしていた。
「メタリウム」が金になるという事が知れ渡ると、多くの人々がベインスに集まった。
都市を目指していた若者達は戻り、街の周辺で遊牧をしていた遊牧民達は街に住むようになった。
そして、このベインスに立ち寄っていく旅人もどんどん増え始めた。
アルナベルツ第2の都市「ベインス」の誕生
人が増え始めると、旅館が立ち、市場は賑わい、ただの村だったベインスはいつの間にか広大な街へと変貌していた。
街の規模が大きくなり、資本が集まると同時に、セスルムニル神殿はベインスをアルナベルツの第2の都市として認め、治安を維持するために執政官を派遣した。
蜂の巣の様に複雑に絡み合う街、眩しい日差しと砂の間に風が走る所。一攫千金を狙う旅人が故郷を夢見る都市、そこがアルナベルツ第2の都市、「ベインス」だ。
昼と夜の顔を持つ「名もなき島」
遠い遠い昔、小さなこの島に建物が建ち始め、険しい波を乗り越えた人々が集まって、小さな修道院と村が出来上がった。
地図にもなく、名前もついていない小さな村だったけれど、青い海の上に立つ修道院と村は、とても美しく平和だった。
誰かが流行り病から逃れようとこの島に住みついた時から、「名もなき島」と世間との関係が始まったが、訪れるものが増えても島には名前がないままだった。
ただ島内にある「修道院」に導かれるように人々が集まり、建物が増え、果てしない懺悔と祈り、神への賛美歌が募り、島の時間はゆっくりと流れた。
しかし、罪を悔やまない新たな訪問者の到来により、島の空気は澱み、真昼の日差しも届かないほど、黒い闇の世界が訪れた。
島の昼は相変わらず美しいが、夜の風景は変わってしまった…。
広大な海に浮かぶ楽園「モスコビア」
自然の神秘が生み出す絶景と、巧妙な細工が施された美しい礼拝堂と皇宮で彩られる街モスコビア。
おとぎ話に出てきそうな街並みは、長くて厳しい冬が終わり、暖かな日差しが降り注ぐ春が訪れ、旅行客を迎え入れるようになった。
伝説の動く島を巡る冒険、街の人々に恐れられているババヤガの存在、謎に満ちたダンジョン……。冒険者たちは一体何を見るのだろうか。
「魔王モロク」復活とその傷痕
魔王モロクの名を冠し、街の地下にその身を封印した砂漠都市モロクに暗雲が立ち込める。
魔王の復活儀式は、名もなき冒険者達の活躍によって一度は阻止されたが、長い封印の時を耐えて復活を夢見てきた魔王は、封印の結界にできた小さいほころびを見逃すことなく、ついに復活を果たした。
復活後、魔王は二度と封印されぬよう、その原因として考えられるすべてを破壊し始めた。
魔王は隣接の軍事的、経済的支援の土台となる果てしない砂漠地帯を、人間が立ち入る事を許さない死の土地に変えた。砂漠都市モロクと隣接した砂漠地域が最も早く破壊され、大陸の北側に向かう砂漠地帯も死の土地となった。
魔王モロク復活の報は、砂漠都市モロクから逃げ出した住民や冒険者達によって、いち早く世界各地に伝えられたが、あらゆる憶測やでたらめな話が生まれ、人々の魔王モロクに対する恐怖心を増大させた。
魔王の目的は、手始めに自身を封印していた憎むべき砂漠都市を二度と再生できぬよう徹底的に破壊し、その後、この世のすべてを同様に破壊し尽くす事だった。
崩壊する砂漠都市モロクを救うため、世界各地から無名の勇士達や巨大なギルド連合が魔王に戦いを挑んだ。戦いは果てしなく続くかと思われたが、多くの勇士達の犠牲により、ついに魔王モロクを次元の狭間へ追放する事に成功した。
しかし、魔王復活の影響により砂漠都市モロクは多大なダメージを受け、長い時間をかけての再建が必要となるほど徹底的に破壊された。
「魔王モロク」と異世界
モロクの街を徹底的に破壊した伝説の魔王モロクは、幾多に及ぶ戦いの末、時空の裂け目へ逃亡したが、その先に「異世界」が存在することが明らかになった。
ルーンミッドガッツ王国・シュバルツバルト共和国・アルナベルツ教国は協力して「異世界」=「アッシュ・バキューム」の調査に乗り出す。
しかし、そこに存在するであろう未知の資源や魔力に魅入られ、水面下では各国の利権争いが起ころうとしていた。
そして、彼らはそれぞれの目的を果たすため、調査を手伝う冒険者を募集し始めた。
3カ国が手を取り合ったこの同盟を平和のために活かそうと考える者、自国・あるいは自分の利益を追求することしか考えていない者。多くの人物の思惑が錯綜し、ストーリーは意外な方向へと進んでゆく。
冒険者は「アッシュ・バキューム」にて、何を発見し、何に遭遇するのか……?
新フィールド「アッシュ・バキューム」
異世界「アッシュ・バキューム」は、豊かな緑地「スプレンディッドフィールド」と、寒冷地「マヌクフィールド」が相反して存在する特殊な地域だ。その中間には、3つの国が参加する「ミッドガルド連合軍」の駐屯地があり、調査隊の指揮を執っている。BaseLv70以上のキャラクターであれば、アッシュ・バキュームの調査隊に参加するためのクエストに挑めるため、「魔王モロク」関連のクエストをクリアーせずに訪れることができる。
アッシュ・バキューム、その地にあるもの
魔王モロクが逃げた先にあった、ミッドガルド大陸とは異なる世界「アッシュ・バキューム」。
ミッドガルド大陸から派遣されたミッドガルド連合軍の調査により、その地には凍えるような雪原地帯と、緑豊かな平原地帯の二つの環境があるのが確認された。
そしてそこには、妖精のような姿をした種族と、木の巨人のような姿をした二つの未知の種族がいた。
言葉の通じない彼らは一体何者で、人間に対して何を思うのだろうか。味方になるのか、それとも敵となるのか。
今、ミッドガルド連合軍は、未知の種族との接触を試み始める。
2つの種族が住まう、それぞれの街
異世界「アッシュ・バキューム」に広がる、豊かな緑地「スプレンディッドフィールド」と、寒冷地「マヌクフィールド」。
それぞれの奥地には、異なる特徴を持つ二つの種族が「前線基地 スプレンディッド」、「鉱山の街 マヌク」という街を作っている。
彼らは独自の言語を持っており、そのままでは言葉が通じない。
彼らの言語を理解するには「知恵の王の指輪」クエストをクリアーする必要がある。
真っ赤に輝く太陽のように情熱的な海岸都市ブラジリス
温かな日差しに包まれ、色鮮やかで巨大な植物が生い茂る緑豊かな海岸都市ブラジリス。
文化的な面もあるこの都市では、街の中央にブラジリスの象徴といえる冒険家バンデラスの記念碑があり、南西にある美術博物館には多様な芸術作品が展示されている。
街に住む人々は気さくな人柄で、冒険者にも気軽に様々な話をしてくれる。
巨人と妖精、対立する2つの種族との出会い
魔王モロクが逃亡した先に、未知の「異世界(アッシュ・バキューム)」が存在することが明らかになり、ルーンミッドガッツ王国、シュバルツバルド共和国、アルナベルツ教国は協力して調査に乗り出した。
各国の思惑や利害が複雑に絡み合いながらも、異世界の調査は着実に進んでいき、巨人のサファ族、妖精のラフィネ族という、ふたつの種族が発見された。ミッドガルド連合軍は、その知識の粋を集めた「知恵の王の指輪」を生み出し、彼らとのコンタクトに成功。種族間の争いの元と思われる「ニーズヘッグの巣」を調査していった。
巨人と妖精、対立する2つの種族との出会い
そんな折、ミッドガルド連合軍駐屯地にサファ族の使者が訪れた。 彼らはお互いに交流を持って以来、さまざまな面で支援を受けており、そのお礼として、首都「エルディカスティス」に招待したいという。 あなたは、連合軍の特使のひとりとして、「エルディカスティス」へと向かう。 はたして、その先に待ち受けているものは……。
火山島の街「デワタ」
伝統民族「ジャティ族」が住む火山島「デワタ」。熱い日差しが降り注ぐ、きれいな海岸が魅力的なため、観光客が多数訪れている。街の西側には、神獣を称える「ボロブドゥ寺院」があり、街のあちらこちらにも特徴的な石像が飾られているなど、伝統文化も根付いている。
悲しき竜が彷徨う神秘に包まれた霧の森
どこからともなく押し寄せる甘いささやき。
数千年の時をかけ、守り続けてきたものは何だったのだろうか……。
このささやきが言う通り、守っていたのではなく、
本当は何者かに囚われ、閉じ込められていただけではないのか?
もう……わからない。
ただ、このささやきだけがとても心地よい……
このまま私は……
――――――――――
ラフィネ族の「前線基地 スプレンディッド」の北にある地域「ビフロスト」。
ビフロストには、ラフレシアを祖とする「レシア族」が住む街「モーラ」があり、ラフィネ族の補給路の中継点となっていた。
しかし突如、「時空の裂け目」がビフロストに出現し、モーラまでの道が遮断されてしまう。
モーラに行くためには、「時空の裂け目」を迂回して、
ラフィネ族もレシア族も近寄らない、迷宮の「霧の森」を通らなければならなくなった。
果たして、冒険者は「霧の森」を通り、無事モーラにたどり着けるのだろうか。
「霧の森」には、悲しき竜の嘆きが響いていた。
イズルード海底神殿の下に隠された都市の秘密
彼の名は、ビュート。
太古の建造物と属性の研究を専門とした教授です。
その日も彼は、いつものようにイズルード海底洞窟の奥深くにある、
海底神殿の調査をしていました。
見慣れた入り口、所々崩れた何の変哲も無い通路。
調査を開始してから一年間、ビュートは、
何ひとつ成果を得られていませんでした。
疲れた身体を癒そうと腰を下ろし、
壁に身体を預けて一息ついたビュート。
「今日でちょうど一年目か……」
天井を見つめながら呟いたその時です。
「カチリ」という小さな機械音が神殿内に響き、
その直後、ビュートの背中にあったはずの壁が
鈍い音と共に動き出しました。
支えを失い転げたビュートが目にしたのは、
いまだかつて見たことがない建物の数々でした。
「海底神殿にこんな隠された場所がある話なんて聞いた事がない。
建物の形状から察するに、古代都市の一部に違いない!」
ビュートは、かつてない程興奮していました。
ところが、いざ通路に入ろうと一歩踏み込んだ瞬間
通路の奥から聞いた事も無いモンスターのうめき声が……
この先は未知の世界。
どんな危険が待ち受けているか想像もつきません。
ビュートは、はやる気持ちを抑え、
町に戻って「海底神殿調査団」を結成したのでした。
猫たちの楽園「マラン島」
大金を稼ぐという野望を抱き、航海を続けていた肉球商団の船「ナビ号」は、故郷を出発してから26日も過ぎようとしていたある日、激しい嵐に見舞われてしまいました。
荒れる海、揺れる船、吹き飛ばされまいと必死で甲板に爪をたてる船員の猫たち。
あまりの激しさに、船は舵すらとれません。
為す術のない猫たちは、とにかく嵐が静まることだけを願い、祈りました。
そのとき……
ドカーン!
突然、船はまぶしい閃光と共に現れた裂け目に吸い込まれ、
大きな島の中心に、空から落ちるように漂着しました。
岩礁にぶつかった衝撃で、気を失う猫たち……。
……猫たちが目を覚ましたときに見たのは、
先ほどの嵐なんてまるでなかったかのような、澄んだ青空でした。
穏やかな太陽の光が、猫たちを照らしていました。
幸いケガをしたり、いなくなった船員はいませんでした。
けれど、「ナビ号」は大破してしまい、積んでいた荷物も、
そのほとんどが海に流されてしまっていました。
しかし、移動手段がなくなってしまった猫たちはめげることなく、
流れ着いたその孤島に家を建て、畑を耕して元気に暮らし始めたのです。
その孤島を「マラン島」と名付けて……。


















