その昔、「フィゲル」から見える島に偉大な神を祀る場所が存在した。 人々は、自分達を創造し、全てのものを与えてくれた慈悲深い神を祀るため、神殿を建設した。 例え、神の行為が全て気まぐれであったとしても……。 やがて時が経ち、人々は覇権争いを起こし始め、傷ついた人たちは次々と島を離れていった。 そうして、人のいなくなった島には無機質な機械の残骸だけが取り残され、現在は、 神の信仰者にとっては聖地として、学者にとっては古代文化遺産として知られている。