■ RAGNAROK ONLINE Anniversary Special Story 〜奇跡の鐘〜
Prologue Scene1 Scene2 Scene3

ルーンミッドガッツ王国のはずれにある
きれいな森と水に囲まれた静かな場所に
人目を避けるように建てられた一軒の家。
小さく、質素だが手入れの行き届いたその家に
人の気配はない……

木々の生い茂った深い山を、必死に走る少女。
普段は丁寧に手入れをしているであろう、
肩にかかるほどのブロンドの髪がなびく。


少女の名は、ルナーシェ……
森の家で暮らしていた彼女は、突如静寂を破り
目の前に現れたモンスターから逃げていた。

どこまでも続くと思われる険しい山道を走り続けた末、
気づくと大きな時計塔がそびえ立つ街へとたどり着く。
人々が行きかう光景を目にし、安堵の表情を浮かべるルナーシェ。

街の人々へ声をかけようとしたその時、
悲鳴が彼女の声を掻き消す……
突然のモンスター襲撃で大混乱に陥り、逃げ惑う人々。
「街の中にまで……」
モンスター達は、街に入るや手当たりしだい
人々を襲っている。

アルデバランの守備兵達だけでは、
とても太刀打ちできそうにはない。

その時、街の中心部からモンスター群へ
突っ込んでいく一団があった。
街に滞在していた冒険者達であろう彼らは
次々と侵入者たちを蹴散らしてゆく……

冒険者たちが、全てのモンスターを排除し、
街が落ち着きを取り戻そうとしていたその時、
ことの行方を、呆然と見つめていたルナーシェへ
一人の男が近づき、こう告げた。

「俺は、君の持つ特別な力を監視する者」

突然の男の言葉に戸惑うルナーシェ……。
男に一体何の話なのか尋ねようとしたが、
またしても彼女の声は掻き消されてしまう。
殲滅したと思われたモンスター達が
先ほどの数倍の群れで再び街を襲ってきた。
そして、モンスター群の中に、ひときわ目立つ
美しい少女が一人。

少女は喧騒の中で冒険者達へ言い放つ。
「ルナーシェを差し出せ。さすれば引き上げよう。」

果たして、人々の答えは。
そして、ルナーシェの運命は。
今、冒険者達は選択を迫られる……。

第1話 開催スケジュール
12月3日(金)
Bijou 11:00〜
Freya 13:30〜
Lisa 15:30〜
Sara 18:00〜
Idun 20:30〜
Chaos 23:00〜
12月4日(土)
Fenrir 10:30〜
Tyr 13:30〜
Loki 16:00〜
Lydia 18:30〜
Ses 20:30〜
Heimdal 23:00〜
12月5日(日)
Thor 10:30〜
Eir 12:00〜
Odin 13:30〜
Baldur 15:00〜
Iris 16:30〜
Tiamet 23:30〜

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