7月17・18日に韓国、ソウルのCOEXで行われた「Ragnarok World Championship 2004」はラグナロクオンラインが運営されている11地域からそれぞれ地域別に行われた予選にて優勝・準優勝の2ギルドが一堂に会し、世界NO.1を決する大会である。
9名から構成されているギルドはそれぞれのプライドにかけ真剣な眼差しで自分たちの戦術を練っている。
大会前夜に行われた各ギルドマスターによるトーナメント抽選では、わが国日本予選第1位の Guardian-Chevalier が1日目で唯一、初戦であたる相手ギルドの戦いを見ることができるとてもラッキーな位置をゲットした。
また、2日目の戦いとなったわが国代表のもう1ギルド、日本国内予選第2位の [321Colors] も、なんと運の強いことに初戦であたるギルドの戦いを見ることができるというラッキーなカードを引き当てた。
7月17日、キャラクターのセッティングを終えた Guardian-Chevalier のメンバー9名は緊張した面持ちで1戦目の試合を見守っていた。台湾代表は結構手ごわいとのことだ。
彼らが注目していた韓国代表のギルドはなんと初戦で敗退。トーナメントAグループは台湾と中国がグループ準決勝へ進むこととなった。Bグループも試合が開始され、マレーシアが圧勝。インドネシアもフィリピンを破りこのギルドと我らの代表
Guardian-Chevalier が戦うことになった。
試合が始まって前半は押されぎみの Guardian-Chevalier。「このままだと危ない!」とハラハラする日本関係者。―-と、徐々に平常心を取り戻したのか戦いのペースをつかんでいき、チームワークで次々と相手キャラクターを倒していった。後半はほぼ
Guardian-Chevalier のペースで試合が進み見事1勝をモノにした!
次の試合はBグループの準決勝である。対戦国はマレーシア予選1位の KAOS 。先の試合ではその戦闘のすさまじさを目の当たりにしている。さて対戦が始まると、すぐに激しい戦いが始まり日本代表のキャラクターは次々と集中攻撃を受けてしまう。ここで
Guardian-Chevalier 敗退。
明日の [321Colors] にその思いを託したのだった。
Aリーグの勝者は圧倒的な強さを見せた台湾予選第1位の The Gates of Hell となった。
さて、大会第2日目は [321Colors] の出番だ。日本予選の際は6名で準優勝にまで勝ち抜いてきたギルドは世界大会には8名で出場。先に行われた北アメリカとインドネシアの勝者である北アメリカとの初戦で勝ち抜くことができるか!?
この日の第5戦目が [321Colors] の初戦になるが、大会スケジュールが大幅に遅れ、
ギルドのメンバーは緊張感を一層高めることとなる。
予定より2時間以上遅れてスタートした [321Colors] の初戦。
北アメリカの攻撃に果敢に挑む [321Colors] は結局、逃れきることができなかった。
10分後の試合終了とともに会場にはため息と歓喜が入り乱れていた。が、しかし、審判の動きがおかしい。“中止”という合図を送っていたが試合はそのまま続行していてしまったと抗議をしている。会場がざわめき出すのと同時に、ステージ一帯には緊張が走った。
一体なにが起こったのか?ややあってアナウンスされたのは「審議中」。会場がどよめく。
「審議」は約1時間以上続き、再試合となった。マシントラブルにより再戦をすることになったのである。再戦できる喜びから、 [321Colors] は円陣を組み気を入れなおす。
再試合が開始され、北アメリカ側のウイザードがタイミング良く“ストームガスト”を使って巧みに相手を押さえつけ、前衛陣を無力化する戦術を繰り広げた。ひとたびこうなると攻撃が思うようにできず、
[321Colors] は悔しい涙を流す事となってしまった。
このRWC2004の覇者となったのは、台湾予選2位だった Unforseeable 。
準優勝は同じく台湾予選1位の The Gates of Hell 。3位はマレーシアの TENGTITLE 。
日本代表の Guardian-Chevalier は、「カプラポピュラー賞」を受賞し、賞金1500ドルを手にした。
優勝を信じて疑わなかった日本代表2ギルドはこの悔しさを忘れずリベンジとして来年開催されるだろうRWC2005に向けて新たな戦略を立てはじめたのだった。
RWC2004優勝ギルド
Unforseeable (台湾) |
カプラポピュラー賞
Guardian-Chevalier |
日本代表ギルド
集合写真 |
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