冒険者達の活躍により調査を行うことができた。
今回の調査で判明したのは、建造に使用されたと思われる技術が古代都市ジュピロスと酷似しているという事、
ここにはかつて人が住んでいたという事、何かの実験が行われていたという事。
そして想像を絶する大きな事故があったという事などであった。
だが、学者達が求めていた"知の象徴"に関する情報は得ることができず、
多くの謎を残したまま塔は霧の彼方へと消え去った。
"知の象徴"……謎に包まれたその存在が解明されるまで、学者達は調査を繰り返すだろう。
調査に協力した冒険者達、そして謎に挑んだスノートや学者達。
各々が様々な思いを抱いて挑んだ古の大いなる遺産、
いつ終わるともしれない無限に続く回廊のように上へ上へと延びる『蜃気楼の塔』。
次に出現するのは果たしていつなのだろうか……?
しかし、これだけは確信できる。
挑み続ける者がいる限り、『蜃気楼の塔』はその存在を揺らめかせて聳(そび)え立っているだろう。
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