義勇軍広報官レポート番号 速報!
2003年11月26日(水)
義勇軍モンスター達の計画を阻止!〜大いなる闇の幻影〜
先日のイシス・オシリスの襲撃もあり、コモドの街周辺の守りを強化するため、
砂漠の都市モロクにて再び義勇軍が結成され、コモドの街へと遠征した。
義勇軍は砂漠を越え、険しい山道を登りココモビーチへ辿り着いた。
だが、先日と同じ場所で再びモンスターとの戦闘が起こるなど夢にも思わなかった…。

「待ちくたびれたぞ!」
まるで私たちが来る事がわかっていたかのように告げる声の主はミュータントドラゴン。
その異形のものは長い髪を揺らしながら私たちを待ち構え襲ってきたのだ。
突然の襲撃に隊は一時混乱したが、今まで数多くの襲撃に遭遇してきた義勇軍は
素早く応戦し、ミュータントドラゴンを倒す事に成功した。
モンスター討伐という目的を果たし、凱旋する義勇軍の耳に深く暗い声が響いた。
「ここも失敗か…。」
「こうなったら私一人でも街を襲い、人間どもを血祭りにあげてくれるわ!」
「すべての人間に滅びを…!」

貴様は…ダークイリュージョン!
ヴェルクは声が消えるとともに姿を消したダークイリュージョンを追った。
途中何度かモンスターの襲撃に遭ったが、次々と現れるモンスターを打ち破り
義勇軍はファロス燈台島へと辿り着いた。
そこで、ダークイリュージョンを探す為に高台に登ると、先ほどと同じ声が響いた。
「…古代遺跡発掘…モンスター研究…生体工学研究…」
「知恵と力を持った人間は必ずや私達の邪魔となるだろう。」
「人間はすべて殺す。一人残らずな。」
「まずはお前達から血祭りにあげてくれる!」

そう言い放つと同時に戦いの火蓋は切って落とされた。
弾ける金属音。響き渡る詠唱。放たれる矢の嵐。
…戦場はまるで悪夢のようだった。
立ちはだかるダークイリュージョンに深淵の騎士…そして、倒れる人々……。

ヴェルクと義勇軍勇士達は必死で戦った。
自分の命より平和を願う義勇軍の熱き心は、ダークイリュージョンでさえ怯ませた。
ダークイリュージョンは抵抗し続けたが、やがて動きが鈍りはじめ、
義勇軍が振るう剣と魔法の刃により全身を切り刻まれ、ついには倒れたのである。
倒れるダークイリュージョンは、まるで私たちをあざ笑うかのようにこう告げた。
「私を倒して全てが終わったと思うか…?」
「残念だったな…私は…手を貸しただけだ…。」

その言葉に一連のモンスター襲撃の黒幕をダークイリュジョンと思っていたヴェルクは驚いた。
まだ…まだこの先に黒幕がいる…!
そして私達人間を滅ぼす為に、次の駒を進めているかもしれないのだ!
…黒幕が現れるのはそう遠くない、近いうちに本当の戦いはやってくる。
それが恐らく最後の戦いになるだろうとヴェルクは予感していた。
▼義勇軍隊長ヴェルクより一言
義勇軍隊長ヴェルク
今回の敵はこれまで以上に手ごわい相手だった。
しかし、義勇軍の士気の高さは参加した皆の顔から
見て取ることができたし、何より、モンスター相手の
駆け引きを日常とする冒険者達の力の程はよく分かっていたからな。
我々はモンスター集団の討伐に全力を挙げて挑み、
十分な成果を挙げる事が出来た。
だが、この討伐ではっきりした…!
一連のモンスター襲撃には間違いなく黒幕がいる。
黒幕を突き止め、倒すまでこの戦いが終わることはないだろう。
今や街一つ一つの問題ではない。この世界の危機なのだ!
この戦いに終止符を打つため、皆の力を借りたい!!
よろしくたのむ!
義勇軍隊長ヴェルク

▼討伐遠征の様子 (クリックすると拡大してご覧いただけます)
写真01
騎士やモンク、ブラックスミスが壁となり、敵を食い止める。それを支援するハンターとプリースト。
写真02
炎を操り義勇軍を襲うミュータントドラゴンを追い詰める勇士達。
写真03
容赦なく大剣を振り下ろし義勇軍の命を奪おうとする深淵の騎士。
写真04
ダークイリュージョンとの決戦に臨む義勇軍。ヴェルクは先頭に立ち敵に挑む。
前のページ - 目次 - 次のページ






閉じる