モロクを出発したラティ隊長率いる義勇軍は、遠征の道中
モンスターに襲われた者達を救出せよとの伝令を受けたヴェルクと遭遇。
隊長ヴェルクは救出に協力して欲しいと告げた。
ラティと勇士達はこれを快諾し、隊を二つに分けることに。
二つに分かれた義勇軍はそれぞれの道を進んでいった…
討伐に向かうラティを待ち伏せていたのは、古代の王「オシリス」だった。
墓を荒らす憎き人間を滅ぼそうと、
義勇軍に殺意も露わに多くの配下と共に襲い掛かってきた。
一方ヴェルクは伝令で知らされた地にたどり着いたが、
モンスターに襲われた人々を見つけることはできなかった。
ヴェルクは不審に思い、義勇軍に警戒を呼びかけようとしたその時…
どこからか声が聞こえてきた。
その冷たい声の主は…「イシス」だった。
イシスは墓を荒らし王の眠りを妨げる人間を憎んでいた。
人間を滅ぼせば王はまた眠りにつく事ができる。
そう考えたイシスは、討伐へ向かう義勇軍を返り討ちにするべく
偽の伝令をヴェルクに伝え、ラティ隊の戦力を半減させたのである。
ラティ隊は古代の王オシリスと、ヴェルク隊は王の侍女イシスと
戦闘を繰り広げたが、両義勇軍とも苦戦を強いられる。
隊を分けたままでは危険と考え、合流し一つになった義勇軍に
同じく一つとなったオシリスとイシスが追いつき襲い掛かってきた。
総力戦となり激しい戦闘が続き、負傷者もかなりの数になったが、
義勇軍はなんとかオシリスを倒す事ができた。
イシスは倒れた王の姿を見ると嘆き…悲しみ…
悲痛な声をあげ、単身襲い掛かってきた。
もはやイシス一人ではどうする事もできないとわかっていただろうが、
「王が倒られたのならば…私も…ともに…」と地に伏した。
最後の最後までイシスは王の忠実な侍女であった…。
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