ミッドガルド大陸の北西部、 峡谷により周辺地域との交流が困難な地域に設立された 都市「リヒタルゼン」は、シュバルツバルド共和国最大の 企業「レッケンベル」によって計画し建設された。 「レッケンベル」は、峡谷の間に集まっていた村しかない この地域を安く買っては、既存の村を撤去し、発明した飛行船を 使い都市を発展させていった。 後に、飛行船はシュバルツバルド共和国の全地域を繋ぐ 交通の要となる。
レッケンベルは、知識の探求を理念としてリヒタルゼンと共に発展した企業である。 前身であるゼニット・ゼルテルリヒタル研究所は、シュバルツバルド共和国の科学発展に大きく貢献し、セージ学会より優秀研究所として認定されたこともある有名な研究所であった。 研究所長ゼニット・ゼルテルリヒタル氏の理念「神への探求、人間に対する利便、遺物の研究」は、レッケンベルという企業になった今でも理念として継承されている。過去、大賢者バルムント氏を迎えたレッケンベル管轄のレゲンシュルム研究所において、古代遺跡の発掘・研究の成果により、人間の何倍もの強い力を持ち、かつ命令に忠実な世界初の人造人間(通称「ガーディアン」)が開発された。 その人造人間は、ルーンミッドガッツ王国にも輸出され、レッケンベルは共和国において最大の企業へと成長した。 その後も研究開発に力を注ぎ、蒸気機関技術研究の功労者であるローウィン・A(アルト)・ストラヘンスタイン博士に投資し、研究の成果である飛行船、汽車を実用化させたことも有名である。