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EP4.0「Ordeal of the Fear(恐れという名の試練)」


EP3.0は、今まで人々の中から忘れられていた記憶・知識との出会い、新たな地・モノへの出会いと、「失われたモノ」と「新しいモノ」の融合によって語られてきました。EP4.0では、人智が未だ到達しえない謎が恐れの対象となり人々の前に立ちはだかります。しかし人々はその先にあるだろう光を目指し、試練の道へと旅立っていきます。
人間のやむなき探求心が、新たなる世界を切り開いていくことでしょう……。


エピソード
ウンバラ
コモドの伝説

「コモドの北側のどこか、ひっそりとした所に、誰も知らない道がある。その道を辿ると、宝物を作り出す巨大な樹がある。宝物に眼が眩んだ者は宝物しか得られないが、欲を捨てた者には、新たな世界が見えるだろう。」


広がる伝説……野望を抱く人々

コモドの古い伝説は、ダンサーとバードの物語りにより、人々へと広められました。しかし、「宝物が山積みになった王国」や「古代の神々の時代の遺物」という具合に誤って伝えられた為、人々は一攫千金や遺跡発掘の夢を抱くようになりました。そしてある日、その伝説は急速に大陸全域へ広がり始めました。


コモドへ集結する探検隊

SSやがて、その正体不明な宝物を捜そうとする人々が、続々とコモドへ集まってきました。真相究明の為に派遣されたナイト、宝物を捜す為に来たハンター、古代の遺跡を掘り出そうとするアルケミストとセージ、探検隊結成の為に雇われた人々、そして彼らの懐を狙って集まって来たローグやシーフ等、数え切れないほど多くの人々が、コモドの北地域を捜索しました。ですが、その伝説の樹へ行くことができる術は、中々発見されませんでした。



木彫りの発見

そうしたある日、コモドの北洞窟ルワンダで木彫り細工が発見されました。多くの学者によって調査された結果、北洞窟に伝説の木へ通じる道があることが明らかになりました。
ほぼ同時期、人が住めないと思われていた泥沼でも、ルワンダで発見された木彫り細工と類似の物が発見されました。そこで人々は、ルワンダと泥沼を中心に、大規模な探査を繰り広げました。
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現れた巨大樹

そして彼らの目の前に現れたのは、人間が小さく感じられるほどに深い渓谷と空を覆う巨大な樹でした。巨大な木々の間には、誰がどんな目的で作ったのか分からない古い木の橋がありました。
生い茂った木立の間から、木漏れ日が神秘な感じで揺れる姿に、誰もが感心しました。巨大な木々を渡り、探検隊が到着した所は、母なる樹を崇める種族が生活する小さな村でした。
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ウータン族の村、ウンバラ

木の上に大きな踏み台を作り、その上に家を建てて生活する彼らは、村の伝統踊りや歌を披露してくれました。更に、優れた小手先で様々な彫刻や物を作ってあげるなど、探検隊を大事なお客として接待してくれました。しかし、数人の探検隊員が、捜し求めた宝物がないことに対する不満を村の住民へぶつけた為、村の住民は人間を擁護する側と敵対視する側に分かれました。酋長と大部分の村の住民は人間を擁護する側でしたから、人々との交流は継続され、村はその優れた木細工技術で少しずつ有名になっていきました。そして、伝説の樹の代わりに知られたのが、ウータン族が暮らす木の上の村、ウンバラです。
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