冒険者アカデミーには、先輩から後輩へ代々伝えられている怪談がある。 これを生徒達はアカデミーの伝説と呼んでいる。
その日、ミリアムは、図書室に残っていた。
次の試験に向けて猛勉強していたのだ。
ふと、女性の声が聞こえてくる。
ミリアムは気になって、周りを見渡してみる。
……あれ? 誰もいない。
ミリアムは気付く。図書室に入った時から誰もいなかったし、その後、誰も入ってこなかったことを。
ふと前を見ると、そこには女性が立っていた。体が透けていて、その女性の向こう側にある本棚がうっすらと見える…… ミリアムは悲鳴をあげて逃げ出す。
アカデミーの伝説の一つにこのような伝説がある。
「冒険者アカデミーには秘密の実験室があり、そこでは秘密の魔法実験が行われている。そして、その実験体のために、毎年一人の生徒が誘拐されて行方不明になっている。その実験体にされた生徒の幽霊が夜な夜な現れる。」
エントランス(座標 90,23)にいるリリアに話しかけることでストーリーが進行します。