最終話続き
不思議な語り部は、実は、モンスターのイビルドルイドが化けた姿でした。
彼は記憶を失い困っており、その姿を見た冒険者は、何とか彼を助けようと”時を駆ける石”を見つけ出しました。
“時を駆ける石”の力によって、過去の世界に行った冒険者が見たもの…… それは、恋人であるエレンと”争いの無い世界”について 研究をしていたドイルがジオーマの手にかかりモンスターになってしまった姿でした。
冒険者が語り部の過去を知った時、不思議な語り部の魔力が再び乱れ、冒険者は”今”に帰されます。
過去の記憶が戻った不思議な語り部は、冒険者に最後のお願いをしました。
それは、エレンに手紙を届けてほしいというもの。
冒険者は願いを聞き入れ、不思議な語り部の最後の魔法で再び、過去の世界へとむかいました。