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世界観

Story

ルティエの街にある「おもちゃ工場」はかつて、人の手で運営されていた。 ミッドガルド大陸中に甘いお菓子とおもちゃを届けていたその工場は、雪により産業がうまく根付かなかった街に多くの見学者を集め、連日賑わう観光地へと生まれ変わらせたが、一人の創業者の死によってあっけなく幕を閉じた。 しかし、廃墟となったはずのおもちゃ工場は、モンスターの手によって今も稼働していると「キャサリンゼータ」はいう。 そして、その奥には、創業者を殺害したと噂される人形が潜んでいると―― キャサリンゼータに請われ、冒険者は、おもちゃ工場の隠された領域へと足を踏み入れる。 そこで得られるであろう真実は一体どのようなものだろうか。

Background

おもちゃ工場の歴史

1年中雪が降り積もる寒冷な気候と、物資輸送が困難という地勢的特徴のため、あらゆる産業が定着しなかった雪の街ルティエに設けられた工場。
「動く球体関節人形」「プレゼントボックス」「アニバーサリークッキー&ジュース」といった玩具・製菓・飲料を販売し、いずれも瞬く間に大ヒット商品となる。その影響から、工場には連日見学者が訪れ、ルティエはミッドガルド大陸を代表する観光地へと生まれ変わった。
しかし、その商業発展も長くは続かず、主力商品がとある時期を境にまったく売れなくなる。その原因は今もわかっていない。これを機に、おもちゃ工場は徐々に衰退してゆき、創業者の突然の死も重なり、あえなく閉鎖した。
それに伴い、ルティエへの観光客もゆるやかに減少し、廃墟の工場はモンスターが巣食う牢獄と化した。

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隠された地下エリア

これまで冒険者が足を踏み入れたのは、おもちゃ工場の地上エリアである「倉庫(おもちゃ工場ダンジョン 01)」と「分類所(おもちゃ工場ダンジョン 02)」だけだった。
おもちゃ工場には隠された地下エリアが存在し、そこでは廃棄された人形たちが何かに憑りつかれたように動き出し、なんらかの目的を持って工場の施設を稼働しているという。冒険者はその真相に迫るべく、闇に覆われたおもちゃ工場の深淵へ挑むこととなる。

Gossip

おもちゃ工場内部で動いている人形たちは、「あるもの」を作り続けるために工場の施設を稼働していると噂されている。「あるもの」とは、後述するワンオフ機体「セリーヌ・キミ」の予備パーツではないかと推測する者もいる。
また、毎日0時には今も工場から外に「廃材」が排出され、それらは闇取引を行う商人たちの間で売買されているという。

Charactor

セリーヌ・キミ

おもちゃ工場の創業者である人形職人が100万体目に作ったとされる「最後の人形」。他の人形と異なり「人と変わらぬ感情を持ち、自らの意志で動く」という超高性能化を果たした。
圧倒的な戦闘力を持つことから、人形職人がおもちゃ工場の秘密を守るために作り上げた破壊兵器だと言われている。
動力源は不明。

Gossip

最強クラスの戦闘性能を誇り、ボディを破壊されたとしても、動力源を予備のボディに換装することで、その供給が続く限り何度でも機体を再構築できる。
過去3度に渡り、所属不明の傭兵らによってセリーヌ・キミの回収が試みられているが全て失敗し、頓挫している。その理由の一つには、この無限に近い稼働を可能にしている機体特性があるとされる。
似たような機械人形には、「擬似ユミルの心臓の欠片」を改造した「人工心臓」を搭載している「キエル-D-01」などが挙げられるが、関連性は不明。

キャサリンゼータ

閉鎖される前のおもちゃ工場で勤務していたと思われる元職員だが、詳細は不明。おもちゃ工場に隠された地下エリアがあることを知る、数少ない人物。
おもちゃ工場が閉鎖される際に、なんらかの理由で呪われ、顔が骸骨になった。
工場内で動き続けている人形と、セリーヌ・キミを停止させるため、冒険者の協力を募る。

Gossip

当時のおもちゃ工場の社員名簿には、勤務していたはずのキャサリンゼータの名がどこにも記載されていなかった。

人形職人

おもちゃ工場の創業者であり、人形職人。
「雪の街ルティエ」におもちゃ工場を設立し、数多くのヒット商品を世に送り出すも、程なくして原因不明の死を遂げる。一説には、セリーヌ・キミが殺害したのではないかと言われている。
おもちゃ工場で動いているモンスターたちは全て彼が作り出した人形であり、一部のものは工場内の生産施設を稼働させるほどの知能を持っていることが確認されている。

Gossip

名を「ゾルディノ・キミ」という。人形職人であり、生物学者でもあった。彼がどんな方法でおもちゃに命を吹き込み、「動く球体関節人形」を造り上げたかは今も分かっていないが、(有)ジョンダイベントはこの分野に相当な関心を持ち、粘り強く業務提携を提案するも、ゾルディノ・キミは決して首を縦に振らなかった。
また、彼の遺体は、当時のルティエの住民や傭兵らによって発見されたものの、セリーヌ・キミが遺体から離れずに接近する全てのものに対して無差別攻撃を行ったため、結局回収することはできなかった。なお、この無差別攻撃により多数の死者が発生するが、その中の一人には(有)ジョンダイベントの関係者の証である「ジョンダバッジ」を身に着けていた者が居たという証言がある。