プロローグ
ジュピロスの地下で胎動する古の都。その名は「ウェルス」―― シュバルツバルド共和国に存在する「古代遺跡ジュピロス」。 ある日、その地下から廃墟が見つかり、その後の調査からかつて「ウェルス」と呼ばれていた都市であったことがわかる。 荒廃してから幾百年経ったであろう「ウェルス」にはすでに人の気配はなく、無人の自動ロボットが徘徊していた。 世界有数の大企業「レッケンベル社」は、調査をより円滑に進めるため「ウェルス」の発掘プロジェクト「ファンタスマゴリカ」を発表。 ミッドガルド大陸中の人々から発掘チームのメンバーを募集した。 楽園団から紹介された発掘チームに参加することになった冒険者は、 「ウェルス」で探索を進める中、未知の遺物「メモリーレコード」を見つける。 「メモリーレコード」に秘められた真実。 その古の記憶は、今、新たな物語を紡ぎ出す。