第三話 『それぞれの想い』−エピローグ−
ユーリを介して知り合った、ペトゥラ、キャラウェイ、シェーバはジオーマに対抗する組織に所属していた。
ペトゥラからの申し出により、彼らとも協力することになる。
キャラウェイはユーリとリリアを救出するために冒険者アカデミーに乗り込むと意気込んでいたが、そんなことをすれば大騒ぎになってしまう……。
その時、ドイルが現れる。
姿を消す魔法を使えるドイルと二人でアカデミーに侵入することになった。
アカデミーの地下に侵入を果たすと、目前に現れたのは、モンスターと化したアカデミー長のハンスだった！
ハンスの攻撃により、ドイルは怪我を負ってしまう。
キャラウェイの助けで、ハンスの動きを封じる道具を作成し、再度ハンスを助けるべくアカデミーの地下へ。
無事、ハンスの意識をモンスターから引き離し救出した。捕らえられていたハンスの案内により、ユーリとリリアを助け出すこともできた。
そして、ユーリとリリアに化けていたウェルとモトミアーをドイルの説得により仲間にし、二人に操られていたミッドとルーンを元に戻すことに成功した。
あとは、時の狭間に閉じ込められているエレンを救出するのみ。
そんな時、ジオーマがアカデミーに現れたという情報が入り、それを聞いたユーリが怒りのあまり、ジオーマのところに向かってしまった！
急いで後を追うが、時すでに遅く、ユーリをかばってリリアが重傷を負ってしまう。
落ち込むユーリをハンスがなぐさめる。
ドイルとハンスが力をあわせて、時の狭間からエレンを救出した。
ドイル、ハンス、エレン……三人が揃った時、強い想いに呼ばれる。
それは、ローザ。
ローザは最後まで、三人に会うことを願っていたのだった。つかのまの再会、そして別れに、三人は悲しみを隠せない。
しかし、ドイルは言った。
「こんな悲しいことはもう終わりにしよう」と。
多くの仲間たちと共に、ジオーマの魔力を消滅させるための研究が始まった――。
つづく
