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第二話 『アカデミー長の秘密』−エピローグ−

グラストヘイムで見つけた石を調べるため、魔法の本を手にユーリと2人で研究室へ行くことになった。
一方、リリアは生徒立入禁止の3階を調査したいと別行動をとることになる。

研究室での調査を終え、リリアと合流すべく冒険者アカデミーに戻ると、 リリアは3階のアカデミー長室へとつながる秘密の入り口を見つけ、2つの情報を手に入れたと言う。

一つは、冒険者アカデミーの設立者はジオーマ、アカデミー長はハンスという名前であること。
もう一つは、アカデミー長室で見つけた地図だった。
地図には印が数箇所ついており、印ごとに日付が記載されていた。それを見た途端、ユーリの顔が険しくなる。
数年前に行方不明になったユーリの父親が消えた場所と日付が、地図に記されていた印の一つとぴたりと一致していたのだ。
そのことから、ユーリはアカデミー長のハンスが父親を行方不明にした犯人ではないかと考える。

 

ユーリの父親が消えた当時、高名な魔術師や冒険者の失踪事件が多発していた。
それに巻き込まれた一人だというユーリの研究仲間が、見知らぬ場所に送られ、自分だけが命からがら生還したことを語った。
ユーリの父親は同じ現象に見舞われ、その場所から戻ってこれなかったのだろうとも。

冒険者アカデミーでリリアとユーリに合流すると、2人の態度が豹変していた。
不審に思っていると、ミリアムが、2人がミッドとルーンに連れて行かれるところを目撃したと言う。

リリアの情報を頼りに忍び込んだアカデミー長室で「時を駆ける石」を見つけた。
魔法の本と石を使い、過去を巡り、冒険者アカデミーの秘密を知る。ハンスが、ジオーマと戦い、敗れてしまったことも。

過去から戻った後、アカデミーのポリン先生と協力することになった。そして、ポリン先生にオイールという男を紹介される。
彼は、正しくはオイールではなくドイルという名前で、過去、ジオーマの企みの犠牲になった一人であった。

ドイルと先生達の協力を得て、みんなを救うため動き出す――。

つづく

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