RAGNAROK ONLINE VALENTINE 2006
オンラインイベント「ゆうきをちょこっと」
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プロフィール
サフィレナ=シアラー

サフィレナ=シアラー


プロンテラに暮らすマトルチェの妹。
物静かで口数が少なく、おとなしい。
悩み事を1人で抱え込む癖があるが、
女の子らしい優しい性格。
マトルチェ=シアラー

マトルチェ=シアラー


サフィレナの兄。年の離れた妹の
サフィレナを理解し、大切にしている。
常に新しいものを求める革新派だが
少々お調子者。


ストーリー

ルーンミッドガッツ王国の首都プロンテラ。
冒険者たちで賑わうこの街に、マトルチェとサフィレナの兄妹は暮らしています。

サフィレナは物静かで口数が少ない妹ですが、
素直でとても優しい子です。
彼女の笑顔は人の心を癒すと近所でも評判で、
兄のマトルチェにとっても自慢の妹です。


「お兄ちゃん……これ」

「うぉ! チョコレートだっ。
しかもこれ……サフィレナの手作りか?」

サフィレナはコクンと頷きました。
妹からチョコレートを貰ったマトルチェは、嬉しそうにむしゃむしゃと食べ始めました。

「すごくうまいよ、サフィレナ!」

「お兄ちゃん……これ」「うぉ! チョコレートだっ。しかもこれ……サフィレナの手作りか?」
しかし、サフィレナは兄の話には反応せず、ぼんやりテーブルを見つめています。

「……?」
サフィレナは兄の話には反応せず、ぼんやりテーブルを見つめています。

マトルチェは視線の先を見ました。
そこには大きなハート型チョコレートの束がどっさりと置いてありました。
しばらくすると、サフィレナはお気に入りのくまのぬいぐるみを抱きしめながら、
ソファに横たわり一人で深くため息をついていました。

普段は鈍感なマトルチェでしたが、
妹のいつもと違う雰囲気を見て、誰かに恋をしていると気づいてしまいました。
大人になったのだなと思いながらも、
悩んでいる妹の姿に兄としては複雑な気持ちで、とても胸が痛みます。
ほんの少し迷いましたがマトルチェは思い切って
話を切り出しました。

「……無理よ、わたしなんかじゃ相手にされないわ」 「サフィレナ。お前、好きなやつがいるんだろう?」

「ど、どうして、そのことを……」

「そのくらい兄には分かるさ。
 なあ、悩むくらいならいっそ思いきって告白したらどうだ?」

「……無理よ、わたしなんかじゃ相手にされないわ」



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