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光あふれる草原…
そこに立つ不思議な少年

そして……
その少年に、なにかを話しかけている威厳に満ちた人物
なにを話しているのでしょうか……
少し耳を傾けてみましょう
………………………………………………………………………………………
「人間達は、昔の約束を忘れ
贅沢な暮らしをし、物を粗末に扱う…困ったものだ」
「だって力の神様、人間はこの世界にあるものは自分達の為にあるってそう思ってるんだもん
自分達さえよければいいと思っているんですよ」
威厳に満ちた人物は、力の神様のようです
「まったく…困ったものだ」
「にひひひひひひひ……だから少し痛いくらいの罰が必要なんですよ」
「……」
「しかたがない、物の大切さをわからせる為には少し試練が必要だな……」
「そんな試練なんて生易しい……そうだ!罰として
大陸の作物を、み〜〜〜んな収穫できないようにしちゃうっていうのはどうですか?」
この少年…神様に仕えているにしては、少しむちゃくちゃなような気がしますけど……
神様のそばではしゃぐ少年を余所に、神様が杖を掲げた瞬間
青白い光が辺りを包みました。
どれくらい時間がたったのでしょう…
辺りを包んでいた光が晴れると、そこには少し不機嫌そうに神様を見つめる少年がいました。
「神様〜なんでもっと派手な罰を与えなかったんですか〜〜
そんなんじゃ、つまらないじゃないですか!!!」
「これは罰ではない、人間に試練を与え、考えさせないとな…
その意味で、カピトーリナの修道士達に試練を与えるというのは妥当であろう」
「そんなぁ〜〜〜つまんない〜〜〜!!!」
「まったくお前と言う奴は…ではこうするとしよう
修道士達がどのような答えを出し、その結果人間達が、この試練を乗り越えるかを お前に見定めてもらおう」
「え〜〜〜〜〜〜!!!」
「ちょうどよいではないか、お前の成長を見極める試練にもなろう」
「……」
「よいな、しっかりと見定めてくるのだぞ」
「……」
「よいな」
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そう言い残すと神様は、草原の彼方へと消えていってしまいました。
残された少年は、呆然と神様の消えていった方向を眺めていました。
果たして、この少年は神様のお使いをきちんと成し遂げるのでしょうか…
……
ちょっと心配ですね…
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