義勇軍広報官レポート番号 速報!
2003年11月17日(月)
冷酷なる悪魔〜冷たき心と対峙〜

昨日の討伐はゲフェンより、義勇軍勇士を募り行われた。
討伐2日目という事もあり、皆まだ遠征に慣れていないのか
顔には緊張の色が隠しきれないようだった。
義勇軍隊長も例外ではなく、緊張した面持ちだった。
討伐の最中襲ってくるモンスター達と交戦し、次々と負傷者がでたが
皆互いを気遣い、時には庇いあい協力して戦った。
義勇軍隊長ヴェルクも危機的状況に陥ることもあったが、
周りにいる義勇軍勇士達に幾度となく助けられていた。
聖カピトーリナ修道院へたどりつくと、背後から急に声が聞こえてきた。
「私の目的はお前たちを殺し亡霊化させ、我らの戦力として配下に加えること。」
声の主はあの冷たき悪魔…ドッペルゲンガーだった。
「人間はすべて滅び、私達の時代がやってくるのだ。さぁ・・あきらめて死ぬがいい。」
そう静かに告げ義勇軍に襲い掛かかってきた。
ドッペルゲンガー率いるモンスター集団は数が多く、何より強敵だった。
戦況は優勢な事もあったが、時にはおされ勇士達は倒れてゆき、
隊長でさえ…地に伏した時もあった。
しかし、何度倒れても勇士達は街を守るため、再び武器を握り締め、皆渾身の力で戦った。
その力はドッペルゲンガーをも上回り、彼の計画を阻止する事に成功した。
「人間よ平和は長くは続かない…。」最後にドッペルゲンガーはこういい残した。
彼の言葉の真意は何なのか…まだ、何か起こるのだろうか?
嫌な予感が胸をよぎる。
これから討伐に向かう先には、もっと強大な敵が潜んでいるのかもしれない……。
▼義勇軍隊長ヴェルクより一言

義勇軍隊長ヴェルク
皆、討伐ご苦労だった。
遠征を開始してまだ日が浅いと言う事もあり、私も至らない点が多かった。
功をあせり、私より先に進もうとする血気盛んな者達をいさめようと、
私まで先を急ぎ、結果として先に進んだ多くの者達とはぐれ、
歩みの遅い者を置き去りにするという失態を演じてしまった。
今度はこの苦い経験を忘れず、冷静に隊を指揮していく。
隊列を乱す、自分勝手な輩は義勇軍には必要ない!
だが、参加してくれた多くの勇士達は誇りを持ち、懸命に戦ってくれた。
おかげでドッペルゲンガー率いる強力なモンスター部隊を殲滅することができた。
あの時、私の目の前で倒れていく勇士達を見た時…体が怒りで震えた…
私が至らないばかりに…皆には苦しい思いをさせた。
すまなかった…そして、それでも戦ってくれた勇士達に感謝する!
やつらは私達を亡霊化させ、仲間にするつもりだったらしい…
馬鹿げた事を…私は死んだとしても奴らの仲間になどならん!
もちろん義勇軍勇士達にも、そのような心弱き者はいないと信じている!
だが…奴が最後に残した言葉が気になる。
「平和は長くは続かない」とはどういう意味だろうか…。
義勇軍隊長ヴェルク
▼討伐遠征の様子 (クリックすると拡大してご覧いただけます)
写真01
普段見た事もないようなモンスター集団を果敢に撃退する義勇軍勇士達。
写真02
互いに助け合い協力して敵と対峙するこの結束力が義勇軍の強さなのかもしれない。
写真03
懸命に戦いながらも次々と倒れてゆく勇士達、だが誰一人として敵に背を向けるものはいなかった。
写真04
カピトーリナ修道院にてドッペルゲンガーと交戦するも、皆臆さず立ち向かった。
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