左)一撃必中! 弓などの遠距離攻撃のスペシャリスト・
スナイパーのコスプレ
右)「月」の力を行使する忍術に秀でた魔法攻撃の使い手・
朧(おぼろ)のコスプレ
よきゅーん私が先輩ってことですよね?はい、わかりました(笑)。えなこ達に伝えてることって、本当に普通のことなんです。でもすごく大切なこと。「遅刻しない」「ドタキャンしちゃダメ」とか、バイト感覚で企業さんが関わるお仕事をやってはいけないと、常々伝えています。コスプレイヤーは、欠けると替えが効かないお仕事だということを、きちんと認識して欲しいと。
一つのお仕事から、一つの信頼関係を築いて、ようやくその先につながると思うんです。RO(ラグナロクオンライン)のお仕事も、それで16年、続けさせてもらってるんじゃないかと思うんですよ。
えなこ私は、けっこう気が強かったりするんです。乾さんはこう言ってるけど違うと思うと、すぐ言っちゃうんで。乾さんは、ちゃんと聞く耳を持ってくれるんで、そういう会話もホント楽しいです。
よきゅーん正直、えなこは次元が違うところに行こうとしていると思ってます。今までのコスプレイヤーが見たことのない景色を見ることになると。だから(一緒に出演してても)後輩へのライバル心とか考えたことないです。
えなここんなに手をかけて教育してくれる所(事務所)って無いと思うんです。だから、私は、乾さんを超えていかないと。そして、事務所に楽させないと(笑)。
よきゅーんそうですね。私がROを始めた頃、先輩プレイヤーにお世話になりっぱなしだったことかな、もう本当に。狩場を教えてもらうところから、装備の入手方法、アイテムがドロップするまで付き合ってもらったり。
ROって、そういう徒弟っていうか「教える文化」「育てる文化」みたいなのが、ずーっと続いていますよね、今も。自分のレベル上げには全然メリットがないのに!(笑) 超がつくほど親切な人が多い。そこが好き。
でも、いざ自分が先輩になってみると、支援職だったせいか、後輩を引っ張っていくってところは正直できてなかったと思いますね。ただ、無我夢中で攻城戦の準備やフォローをやってました。その頃から、マネージメントにスキルポイントを極振りしていたのかも(笑)
最上位の聖職者アークビショップのセカンドコスチューム
よきゅーん今回、一緒に出演させてもらっているえなこを中心に、仕事としてコスプレをしていきたい人のマネージメントをしてるんですけどふとヲタク脳で考えた時に「こっ、これはリアル育成シミュレーション!? 」と思うこともあります(笑)。
もちろん仕事として真剣にやっていますけどね!
どうやったらこの子の価値を高めていけるか考えて、彼女の魅力を引き出せる衣装を用意して…。
すぐ隣で、えなこがミリオンコスプレイヤーに成長していく姿を共に歩ませてもらえてるなんて、すごく贅沢な気分です。
えなこは、日々成長してて、バラエティ番組などで自分らしさを出すことができるようになってきてるんですけど、私は、普段のえなこが一番かわいいと思っているので、今後は、そこも出せていけたらなーって。
意外とお茶目ですよ、彼女。親しい人には小悪魔的な悪戯とかするんですよ。その時の「イシシシ」って顔が、すごく可愛いの。
よきゅーんよく言えば進化かも? ROは、新種族のドラムが入ったり、ワールド倉庫の登場で別の鯖(サーバー)の人と遊べるようになったり16年経ってもどんどん進化し続けてますよね。これをやると誰かが喜んでくれる、大変だけどやろうっていうモチベーションは、一緒だと思うんですよ。みんなと成長するのが楽しいんです。
えなこROの衣装デザイン、可愛いすぎですよ! センスいいなーって。ホントに思ってますってば(笑)。これがドット絵になっても可愛いんだろな、って思って着てました。また機会をもらえたら、もっともっと色んな服を着たいです。
えなこそれが、なりゆきと言うか、「ヌルっ」と話が決まって。
「あ、この人が私の面倒を見てくれるんだ」って気付いた時には、契約書にサインし終わってて(笑)。第一印象は「ふわふわしてそうだな」と思ってたんですけど、1年以上お仕事で一緒に過ごしているうちに「このひと強すぎる」って(笑)。ダメ出しされることも多いし、むしろ認めてもらったことがないんじゃないかと思うくらい。でも、それは私のことが嫌いなんじゃなくて、本当に私のことを考えてくれてるから、愛情の裏返し?なんだって思ってるんで、厳しいとか辛いとかは思ったことないです。
乾さんは、手が届かないすごい人だから、なんでもできるんだって思ってたんですけど、実はマメに挨拶回りとかして、古くからお付き合いのある方から私のお仕事いただいたり、本当に地道につないでくれてるってわかったんです。
乾さん以上に、コスプレイヤーである私を理解してくれる人は、いないと思ってます。
えなこ自分の好きなことを仕事にするのが、夢であり目標だったんです。それが叶いつつあるので、次はどうしようかと、悩んでる最中というか…。でも、私は、最初から最後までコスプレイヤーでいたい。
バラエティとか声優とか、コスプレ以外のお仕事をいただいたんですけど、コスプレイヤーのえなことして出させていただいていると思ってて。コスプレイヤーとしての自分がどこまで行けるのか、極めたいです。
ラグナロクオンライン16年間の「懐かしイベント」をご紹介!
幻のアノ音頭や、一度きりのツアーなど、お宝映像の数々に、よきゅーんが絶叫?
「どうしたらこんなに長く?」というえなこの率直な疑問も…。
えなこENAKO
日本のみならず、海外でも活躍するコスプレイヤー。
コスプレだけでなく、モデル・声優・歌手活動も行い、日々コスプレイヤーがまだ挑戦していない新しい事にチャレンジしている。
2019年春には、自身初のメジャー写真集が集英社より発売予定!
乾 曜子YOKO INUI
「ラグナロクオンライン」のイメージガール「ラグナロ娘」を初代から16年以上務めている。
アイドル活動を経て起業し、現在に至る。
自身のタレント活動と並行して、「えなこ」をはじめとしたコスプレイヤーのプロデュース・マネージメントも行うプレイングマネージャー。