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フェイスワームの巣

あらすじ

冒険者が訪れたのはフェイヨンの森。 そこで出会った「ケイオス」と「アイリス」から、森に「フェイスワームの巣」と呼ばれる大蛇のようなモンスターの根城があることを教えられる。 フェイスワームから手に入る鱗や足は武器や防具に使えるため、多くの人々が欲しているという。しかし、縄張り意識が強く、巣に侵入した者を容赦なく抹殺する「フェイスワーム」は、その凶暴性と並外れた繁殖能力から討伐が非常に難しいとされており、彼らを従える「女王」と呼ばれる桁外れに強いフェイスワームの存在も、討伐をより困難なものにしていた。 フェイスワームの鱗や足は戦闘が長びくとキズが増えるため、良質な鱗を手に入れるには討伐する「スピード」がなによりも重要になるのだという。こうした特性から、フェイスワームを素早く倒して良質な素材を入手することが、懸賞金ハンターたちの間ではステータスのひとつになっていた。 それを聞いた冒険者は、ケイオスとアイリスに促されるかたちでフェイスワームの討伐に挑戦してみることになった。 果たして、彼らはフェイスワームを見事討伐し、富と名誉を手にすることができるのだろうか。 スリルに満ちあふれた腕試しが、今始まる!

登場人物

サラ・アイリン フェイヨンの町で冒険者が最初に出会う、花を抱えた褐色肌の少女。父に花をプレゼントするなど、幼いながらに優しい性格を垣間見せる。 大長老アイリン サラの父親にしてフェイヨンの町の大長老。初対面の冒険者に鋭い視線を投げかけるなど、冒険者をあまりよく思っていないようだ。サラを「お姫様」と呼び、かなり溺愛していることをうかがわせるが……。