ミッドガルド放送局よりお知らせです。

フェイヨンの住民から放送局に手紙が届きました。
内容は、「森の鬼」というフェイヨンの言い伝えに関してなのですが、
最近、冒険者によって言い伝えの誤りが判明したとの事です。
冒険者によってフェイヨンの住民に真実が伝えられ、
現在では、次のように語られているそうです。


その昔、人とドケビは仲がよかった。
じゃが、人と仲良くするドケビを嫌ったアムムトが、
冒険者を襲い、人の町を壊したのじゃ。
アムムトがいなくなった後、ドケビは心配して
人の町にやってきたが、住民はドケビに襲われたと思い込み、
鬼を恐れて付き合いを止めてしもうた…。

月日は経ち、人々は鬼のことを忘れかけていた。
しかし、再び冒険者が鬼に襲われたのじゃ。
住民は、また町が鬼に襲われるのではと心配しておった。
そこに、ある冒険者が現れ鬼の話を聞き、鬼のもとへ向かった。
森でドケビに会った冒険者は、人と町を襲ったのは
アムムトであることを知ったのじゃ。
冒険者はドケビからアムムトの苦手なものを聞き、
アムムトに戦いを挑み、見事こらしめた後に町へ戻り、
住民に真実を話して聞かせた。

ドケビは人を恨むどころか、悲しんでいたと聞いた人々は、
言い伝えによる誤解を恥じ、涙を落とした。
そして、再び鬼と仲良くできるように、
鬼はむやみに恐れるものではなく、
良い鬼もいると信じるようになったのじゃ…。
手紙は冒険者への深い感謝の言葉で締めくくられています。
長い間、誤解によって人と鬼の間に隔たりができてしまっていたようですが、
この冒険者の功績により、新しい言い伝えが子供達に語り継がれていくことでしょう。