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ストーリー

アマツイメージ

アマツは、ルーンミッドガッツ王国から少し離れた異国の地。
桜が舞い、その風光明媚な風景は、この街を訪れた人々の目を楽しませていました。
ある日、はるか遠くの国からやってきた、とても大きな船が休憩の為にアマツに停泊しました。
その船から一人の少女と二人の従者が降りてきました。

「ジンジャー! 何あれ?」
少女は、アマツの街に飾られたひなだんを指差しました。

「さぁ……私にはわかりません。」
従者は頭をかきました。

リーザと従者イメージ

少女と従者のそのやりとりを見ていた、一人の行商人が口を挟みます。
「お嬢ちゃん、あれは、ひなまつりに使われる、ひなだんと言うものだよ。」

「ひなまつり?」
「ああ、そうさ。ひなまつりは、この国の文化でね、 あのように、人形を飾って、このようなお菓子を食べながら歌を歌うんだ。」
そういって、行商人は菱餅とひなあられを少女に見せました。

すると、少女は目を輝かせて言いました。
「気に入ったわ! ジンジャー! あたち、ひなまつりとやらを満喫する!
 そこのあなた、そのお菓子とやらをありったけもってきなちゃい!」

菱餅とひなあられイメージ

行商人は驚きます。
「ぜ、全部かい?」
「そうよ、全部よ! 早くもってきなちゃい!」
「へい! ありがとうございます!」

少女は行商人にそう指示すると、考え込みます。
「後は歌ね……ジンジャー! ひなまつりとやらの歌をしっかり歌える人を用意ちなちゃい!」
従者は焦ります。
「お、お嬢様そんなにすぐには……」
「いいから用意するのっ!」
「は、はいっ!」
従者はそう返事すると、少女に言われるままに歌を歌う人を探すのでした。

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