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シュバルツバルド共和国の北方地域 「フィゲル」
フィゲル

忘れられた者たちの安息の地、田園都市「フィゲル」
シュバルツバルド共和国の北方に位置する都市「フィゲル」。
整備された道もなく、迷った者が運良く辿り着く閉鎖された土地であったが、
近年、レッケンベル社の定期飛行船が開通し、過去に神を祀っていたとされる
「オーディン神殿」を目当てに、多くの人が訪れるようになった。
ある者は聖地と信じる「オーディン神殿」をこの目に焼き付けるために。
ある者は遺跡発掘調査のために。

しかし、長く閉鎖的な環境にあった「フィゲル」では、外部からの訪問者にその理由を問う者は少ない。
なぜなら、「フィゲル」に移住した者の中には、自分の過去を知られたくない者が少なくないからだ。
彼らの過去を詮索しない方が身のためだろう。
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荒廃した聖地「オーディン神殿」

その昔、「フィゲル」から見える島に偉大な神を祀る場所が存在した。
人々は、自分達を創造し、全てのものを与えてくれた慈悲深い神を祀るため、神殿を建設した。
例え、神の行為が全て気まぐれであったとしても……。

やがて時が経ち、人々は覇権争いを起こし始め、傷ついた人たちは次々と島を離れていった。
そうして、人のいなくなった島には無機質な機械の残骸だけが取り残され、現在は、
神の信仰者にとっては聖地として、学者にとっては古代文化遺産として知られている。

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モンスター
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